環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード(SS)」メンバーによる調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」への不法侵入事件で、艦船侵入容疑で逮捕されたSSの抗議船「アディ・ギル号」の元船長、ピーター・ジェームス・ベスーン容疑者(44)が、第2昭南丸内での拘束中、ブーツの中にナイフ1本を隠し持っていたことが19日、捜査関係者の話で分かった。乗組員とのトラブルに備え、護身用に携帯していたとみられる。東京海上保安部などはナイフを押収し、銃刀法違反(所持)にあたる可能性もあるとみて調べている。
押収したナイフは刃渡り約20センチ。今月12日、東京港に接岸した第2昭南丸船内で逮捕した際の所持品検査で、ベスーン容疑者がはいていたブーツの中にベルトで固定されているのを同保安部が見つけたという。
拘束時に乗組員から受けたボディーチェックでは見つからず、ほかの所持品と一緒に提出もしなかったとみられる。甲板での運動など乗組員の監視が行き届く場合には、常に携帯していた疑いが強い。
ベスーン容疑者は、日本時間の2月15日、水上バイクで第2昭南丸に接近、防護用のネットをナイフで切って無断で侵入した疑いが持たれている。ネットを切るのに使ったナイフは「海に捨てた」と供述。隠し持っていたナイフがネット切断に使用したものの可能性もあるが、それとは別のものとすれば、侵入にあたりナイフを2本用意していたことになり、詳しく事情を聴いている。
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